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カービィ百科

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「カービィ」とは任天堂より発売されているゲームソフト、
星のカービィシリーズの主人公の名前である。



・ものがたり『星のカービィ』(GB/星のカービィ 取扱説明書2~3ページより)

それは、地球からずっとずっと遠く離れた小さな星の、そのまた小さな国のお話です。

その国のひとたちはあきれかえるほどの平和の生活を楽しんでいました。
その国の名前は「プププランド」といいます。

しかし、長く続いたプププランドの平和も、おしまいの時がやってきました。
ある日の晩、丘のむこうの「デデデ山」から、
くいしんぼうで有名な「デデデ大王」とその手下たちがやってきて、
一晩でププププランドの食べ物という食べ物をドロボウしてしまったのです。
それどころか、その国に伝わる空飛ぶ秘宝「きらきらぼし」までも奪いさってしまったのです。

宝物を奪われたひとびとは悲しみましたが、それよりも、おなががすくのはもっと困ります。
みんなどうしようかなと悩んでいる時、ひとりの若者がプププランドにやってきました。

その若者は旅の途中でした。
しかし、プププランドのひとびとが困っていることを聞くと、
みんなの食べ物をぼくが取り戻し、みんなおなかいっぱいごはんを食べられるようにしてあげようと、
ひとりでデデデ山へむかっていきました。

はるかぜとともに現れたゆうかんな若者。その名は「カービィ」。
プププランドのみんなのおなかを満たすため、それいけカービィ、がんばれカービィ!!


・カービィはこうして誕生した

「カービィ」は、桜井政博さんという人が作ったキャラクター。
彼がHAL研究所で一番最初に書いた企画書が、この「星のカービィ」である。
キャラクターのデザインは、他の人にしてもらう予定だったが、
桜井さんがドット絵で作ったこのキャラが、そのまま使われた。

そもそもカービィは、『ティンクル・ポポ』というゲームの、主人公『ポポポ』という名前であった。
当初HAL側としてはこのタイトルのまま発売する予定だった。
しかし、宮本茂さんに「このまま出すにはもったいない」と言われ、
任天堂側で調整をするために『ティンクル・ポポ』は発売中止となる。

調整をする際に主人公の名前を変更することになり、アメリカで名前を募集した。
募集の結果、現在の「カービィ」が選ばれる。だが、名前の由来は不明。

当時のHALは経済的に危機を迎えていており、
既に二万六千本の注文数がある時点での発売中止は、危険な選択であった。
だが、この選択により『星のカービィ』は五百万本もの大ヒットとなるのである。

こうして「星のカービィ」は任天堂の看板タイトルとなる。

最初のカービィはゲームボーイでモノクロだったので、海外版を作るときにはカービィは白色と思われていた。
当時HALの社長であった岩田さんは、黄色だと思っていたとか。


・デデデが大王というのはウソであった?

デデデはプププランドの大王という設定だが、
「カービィのエアライド」でのデデデの紹介文では、「大王というウワサだ!」
さらにスマブラ拳Xのデデデの紹介文では、「プププランドの自称大王、大乱闘に参戦決定!!」
とあり、デデデが大王という身分であるということが自称だと分かる。


・おまけの豆知識

名前の候補はカービィの他に、ギャスパーというのもあった。

「KIRBY」は掃除機のメーカー名、弁護士の名前から取った…との
噂もちらほらあるが、実際は由来については一切不明である。

プププランドのひとびとは、デデデから食べ物を取り返してくれたお礼としてカービィの家を建設。
旅の若者であったカービィは、プププランドに住んで暮らすこととなる。

後にデデデの技となる「フグモード」は、カービィに負けたデデデが、
カービィの技「ホバリング」に対抗して身につけた技である。
(スマブラDXのデデデ大王のフィギュアより)

アメリカにはカービィ市なる地がある。
アメリカの南米に栄える、サンアントニオ市のベッドタウンとして、ひっそりとその地は存在する。
ちなみに桜井さん曰く、「カービィの名前の由来とは関係ありません。」
(週間ファミ通2003年4月16日増刊号/書籍「桜井政博のゲームについて思うこと」より)

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